三国志モバイル人物伝

張任Zhang Ren

チョウジン
(チヤウジン)

(?〜214?)
漢益州従事

劉璋の従事。蜀郡の人《先主伝》。

張氏は代々にわたる寒門であったが、張任は若いころより胆力と勇気、大志と節義を備えていた。州に仕えて従事となった《先主伝》。

建安十七年(二一二)に劉備が[フ]城を占拠すると、翌十八年、張任は劉璋の命により劉・冷苞・[登β]賢・呉懿らとともに[フ]におもむいて劉備を防いだ。しかし、みな敗退して緜竹に立てこもり、呉懿は劉備に降伏した。緜竹の諸将を監督すべく、劉璋はさらに李厳・費観を派遣したが、二人はともに軍勢をあげて投降した《先主伝・華陽国志》。

張任は[各隹]城に逃げこみ、劉璋の子劉循とともに城を守った。張任が手勢を率いて雁橋に出撃すると、またも敗戦となり、張任は生け捕りとされる。劉備は張任の忠勇を聞き知っていたので、張任を降伏させよと軍中に命じていたが、張任は声音を荒げて「老臣は決して二君に仕えるつもりはありませぬ」と言うので、そこで殺害した。劉備はため息をついて哀惜した《先主伝》。

【参照】呉壱呉懿) / [登β]賢 / 費観 / 李厳 / / 劉循 / 劉璋 / 劉備 / 冷苞 / 益州 / 雁橋 / 蜀郡 / [フ]県 / 緜竹県 / [各隹]県 / 従事

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