ソウコウ |
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陶謙の部下。曹豹の縁者だろうか。 曹宏は徐州牧陶謙に深く親愛され、その任用を受けていた。しかし讒言をもてあそぶ小人であり、善良な人々の多くが危害を加えられた。徐州は百姓たちが裕福で、食糧も有り余っていたが、曹宏らのために法秩序が乱れ、徐州は少しづつ衰退していった《陶謙伝・後漢書同伝》。 『三国志』『後漢書』ともに、曹宏が親任されたことの対比として、趙[イク]らの名士が遠ざけられたことを記している。おそらく名士層の僭越・放縦を取り締まるため、曹宏は検察役として陶謙の期待を負っていたのだろう。これらの記述の根底には、曹操による徐州侵攻の非違を相殺する意図があるらしく、注意が必要である。 |
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