三国志モバイル人物伝

劉括Liu Kuo

リュウカツ
(リウクワツ)

(?〜?)

扶風の人《後主伝》。

混乱を避けて漢中に移住し、そこで奴隷商人から一人の若者を買い取った。その若者が良家の出身であったらしいことから、彼を養子として妻を世話してやった。のちに劉備が益州を平定して簡将軍を漢中に行かせたが、若者は簡将軍に会いに行き、彼が劉備の子であることが判明した《後主伝》。

裴松之は劉禅との年齢が一致しないことから一連のエピソードを否定しているが、これはむしろ裴松之の勇み足であろう。劉備はたびたび戦いに敗れて妻子を棄てており、この若者がそうした劉禅の兄たちの一人であってもおかしくはない。『魏略』は聞き取りを中心に著述されているが、その過程で、この若者を弟にあたる劉禅と混同するのは充分あり得る話なのである。

【参照】簡雍(簡将軍) / 劉備 / 漢中郡 / 扶風郡 / 良家

むじんがPHP学習のためにα運用しているページです。一部表示されない文字があります。ありえないアドレスを入力するとエラーがでます。ブックマークやリンク先としてはおすすめできません。上のナビゲータからhtml版へ移動してください。