三国志モバイル人物伝

徐[員力]Xu Xun

ジョクン

(?〜?)
漢右将軍従事中郎

袁紹の客、従事中郎《袁紹伝》。

天子の御車が長安を出立して東方へ向かったとき、袁紹はそれを迎え入れよとする進言を退け、曹操が天子を奉迎することになった。のちに袁紹が曹操と敵対したとき、陳琳に檄文を書かせて「そのころ北辺で事変が起こっていたので戦線を離れるわけにはいかず、そこで従事中郎徐[員力]を使者に立てて曹操に廟所の修繕と幼主の警護を命じたのだ」と述べている《袁紹伝》。

従事中郎は将軍職の属官。『後漢書』に興平二年(一九五)、袁紹は右将軍に任じられたとあり、袁宏『後漢紀』では後将軍としている。後将軍にはすでに郭[シ巳]・楊定が就任しているので、ここでは前任者樊稠が殺害されたあと就任したものとみて右将軍説を採用する。ただし右将軍拝命が曹操を通じての廟所修繕、幼主警護の功績に報いるものであった可能性も高く、その場合は袁紹が従前より自称していた車騎将軍の属官ということになるだろう。

【参照】袁紹 / 曹操 / 陳琳 / 劉協(天子) / 長安県 / 従事中郎

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