三国志モバイル人物伝

郭攸之Guo Youzhi

カクショウ
(クワクイウシ)

(?〜?)
蜀侍中

南陽の人《董允伝》。字は「演長」と見られている《廖立伝集解》。

郭攸之は器量と学業によって名を知られ、中郎から侍中へと昇進した《董允・廖立伝》。丞相諸葛亮は北伐のために漢中へと赴くにあたり、上疏して述べた。「侍中の郭攸之・費[示韋]、侍郎の董允らはみな実直で、心は純粋です。これは先帝が陛下のために選抜してお遺しになった者たちです。国益を計算して見極め、忠言を尽くすことこそ、彼らの任務です。宮中の事柄は大小の区別なく彼らとご相談ください。必ずや遺漏を補って利益をもたらしてくれるでしょう。もし盛徳を高める言葉がなければ、すぐさま処刑してその怠慢を明らかにしてくださいませ。」《諸葛亮・董允伝》

同じく侍中であった董允が公明正大であったのに対し、郭攸之は人なつこい性格であったので、ただ定員を埋めるだけでしかなかった。そのため侍中から長水校尉へと左遷された廖立は「中郎の郭演長は他人の言いなりになるだけで、ともに大事を計るには不足しているのに、それが侍中になっている」と激しく非難している《董允・廖立伝》。

【参照】諸葛亮 / 董允 / 費[示韋] / 劉禅(陛下) / 劉備(先帝) / 廖立 / 漢中郡 / 南陽郡 / 侍中 / 丞相 / 侍郎 / 中郎 / 長水校尉

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