三国志モバイル人物伝

魯霊光殿賦

ロノレイコウデンノフ
(ロノレイクワウデンノフ)

漢王延寿作

前漢景帝の子である魯の恭王劉余は数多くの宮殿を建造したが、戦火により全てが失われ、ただ霊光殿だけが焼失を免れた。賦はこの霊光殿を詠んだもの。

南郡の王逸は霊光殿の賦を作ろうと思い、息子の王延寿がかつて魯国に遊学したことがあったので、霊光殿がどのような姿であったかと訊ねた。延寿が韻を踏みながら霊光殿の様子を説明すると、王逸は「お前の言葉がそのまま賦になっておる。しかも、わしの力量ではそれ以上のものは作れそうにないよ」と言った。後年、蔡[ヨウ]もまた霊光殿の賦を作ろうと試行錯誤していたが、あとで王延寿の作品をみて大層立派なのに驚き、自分の試作は投げ捨ててしまった《後漢書集解・襄陽記》。

蜀の車騎将軍劉[王炎]はとりわけこの作品を愛し、女中数十人に教えて暗唱させていたという《劉[王炎]伝》。彼が魯王の子孫だったからであろう。

むじんがPHP学習のためにα運用しているページです。一部表示されない文字があります。ありえないアドレスを入力するとエラーがでます。ブックマークやリンク先としてはおすすめできません。上のナビゲータからhtml版へ移動してください。