郭祖 - 3Pedia

郭祖Guo Zu

カクソ

(?~?)
漢屯騎校尉・都亭侯?

袁紹の将。海賊。

泰山には人々が混乱を避けて隠れ住んでいると言われていたが、郭祖は袁紹から中郎将の官職をもらって泰山に楯籠り、公孫犢らとともに百姓たちを苦しめていた。泰山太守呂虔は家子郎党を率いて着任すると恩愛と信義を示したので、郭祖らは彼に帰服した《呂虔伝》。

郭祖は海賊として楽安・済南の郡境を横行し、州郡の人々を苦しめていたが、曹操は何夔が長広太守だったとき威信があったことを見ていたので、彼を楽安太守に任命した。何夔が着任して数ヶ月のあいだに諸県は全て平定された《何夔伝》。

のちに群臣が尊号を奉る上奏をしたとき、「屯騎校尉・都亭侯の臣祖」が名を連ねているが、郭祖のことではないかと考えられている《呂虔伝集解》。

【参照】袁紹 / 何夔 / 公孫犢 / 曹操 / 呂虔 / 済南国 / 泰山 / 泰山郡 / 長広郡 / 楽安国(楽安郡) / 太守 / 中郎将 / 都亭侯 / 屯騎校尉 / 家兵(家子郎党) / 海賊 / 上尊号奏(尊号を奉る上奏)