蘇固 - 3Pedia

蘇固Su Gu

ソコ

(?~188?)
漢漢中太守

扶風の人《華陽国志》。

中平五年(一八八)六月に益州入りした州牧劉焉は《後漢書霊帝紀》、張魯を督義司馬に任じ、その部下の別部司馬張脩とともに漢中を攻撃させた《後漢書劉焉伝・華陽国志》。漢中太守蘇固は、門下掾陳調が防衛作戦を進言したのを斥け、張脩軍がやってくると遁走して、南鄭の趙嵩のもとに身を投じた《華陽国志》。

趙嵩は蘇固を連れて逃亡したが、賊徒の勢力はますます盛んになっていった。蘇固は身を隠す場所を趙嵩に探させたが、趙嵩が帰ってこなかったので、さらに家僕に命じて賊徒の様子を探らせた。張脩の手兵が家僕を生け捕りにし(太守の居場所を白状させ)たので、ついに蘇固は殺害された《華陽国志》。趙嵩・陳調も戦死した《華陽国志》。

【参照】張脩 / 張魯 / 趙嵩 / 陳調 / 劉焉 / 益州 / 漢中郡 / 南鄭県 / 扶風郡 / 太守 / 督義司馬 / 別部司馬 / 牧 / 門下掾 / 鈐下(家僕)