董越 - 3Pedia

董越Dong Yue

トウエツ

(?~192)
漢東中郎将

董卓の将。董卓の縁者だろうか。

初平二年(一九一)、予州刺史孫堅が洛陽を目指して進撃し、胡軫・呂布を破ったとき、董卓は「山東の諸将は負け戦ばかりでなすすべを知らぬが、ただ孫堅にだけは気をつけよ」と言い、東中郎将董越を黽池、中郎将段煨を華陰、同じく中郎将牛輔を安邑、その他の中郎将・校尉も各地に駐屯させて山東勢を防がせた《後漢書董卓伝》。

董卓が呂布に誅殺されると牛輔は不安をいだき、来客があれば、あらかじめ筮竹で吉凶を占わせて、それから会うことにしていた。董越がそこへ訪れたとき、占い師はもともと董越に鞭打たれたことがあって、それを恨んでいたので「兌が下、離が上です。火が金に勝つ、外部の者が内部の者を謀殺する卦です」と言った。董越はその場で牛輔に殺害された《董卓伝》。

【参照】牛輔 / 胡軫 / 孫堅 / 段煨 / 董卓 / 呂布 / 安邑 / 華陰 / 山東 / 黽池 / 予州 / 雒陽洛陽) / 校尉 / 刺史 / 中郎将 / 東中郎将 / 筮