河内の人。都官従事。
初平二年(一九一)七月、韓馥は冀州牧の地位を袁紹に譲った。袁紹は朱漢を都官従事に任じたが、朱漢はむかし韓馥にぞんざいに扱われたことを恨んでおり、また袁紹に迎合しようとも思い、勝手に城兵を駆り出して韓馥の邸宅を包囲、抜刀して屋根に登った。韓馥は矢倉の上に逃げたが、韓馥の長男が捕らえられて木槌で両脚を叩き折られた。袁紹はすぐさま朱漢を逮捕、殺害した《袁紹伝》。
都官従事は司隷校尉の属官。このとき袁紹はまだ司隷校尉を領していたのである。
【参照】袁紹 / 韓馥 / 河内郡 / 冀州 / 都官従事 / 牧
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