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翻訳・校訂
297  むじん  2005/04/12(Tue) 15:59
島主どの、どうもありがとうございます。

前後関係が分かっててもまだ難しいです。
これは、孫権が周瑜・魯粛・呂蒙の三人を比較して、
「荊州の地を劉備に貸せと言ったのは魯粛の欠点だった」
と評価したことに対して、何焯が付けた意見です。

>上游に拠らざるは、亦た国を立つる所以に非らざるなり。
>但だ当に蜀と約規を申べ、襄・樊・徐を取るべく、方に議及するのみ。
私も最初そう読んだのですが、
ここは文法としては通じるけれども何氏の意図としては通じないように思ったんです。
孫権は下流の呉にあって上流の蜀の劉備と土地を争っているので、
それについて意見を述べているところでしょう。
何氏が魯粛を評価しているのか批判しているのかさえ
つかめないので、なかなか文意が通せません。
いま思うには、国を立てるためには上流を取らなければならないが、
一時的に蜀と盟約を結んでおいて、あとでゆっくり襄樊を取るべき、
その方針を立てた魯粛はやはり賢明だ、ということかも知れません。
当初「徐方」で徐州地方かと考えましたが、
ここでは「おもむろ」の意味を取った方が通じやすい気もします。
それでもまだしっくりとくる解釈には至りません。
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