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翻訳・校訂
255  むじん  2004/08/27(Fri) 17:56
さて、魯粛伝ですが、
魯粛のセリフ「劉備負國,是非未決,羽亦何敢重欲干命!」を
ちくまでは「劉備がわが国を欺いたことについても、まだその非が問い正されておらぬときに、
関羽が重ねてわがほうのいうところにそむくといったこともあるまい。」としています。
しかし、私ははなはだ疑問に思われるのですね。
もしちくまの訳文を複文するなら「未決其非」になるんじゃないか、
つまり原文を正しく訳文に反映できてないんじゃないかと思うのです。
もしかしたら訳者は「劉備負國之是非」と読んでいるのではなかろうか…。
でも、そうだとすれば、校点者の意図をくみ取ってないわけですよね。

ここでは、とりあえず
「劉備は国事を背負っていて、いまだに是非も定められぬのに、
どうして関羽がまた重ねて命令に楯突いたりできようか!」としてみましたが、
これでは余計に意味不明です。
曹操が漢中に攻め込んで益州が危機に瀕していることを「国事を背負う」とし、
それへの対応策が決まってないことを「いまだに是非も定められぬ」としましたが、
そうすると関羽うんぬんの意味が取れなくなってしまいます。

どうしたもんでしょうか。
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