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翻訳・校訂
195  IMAGINE  2004/07/28(Wed) 10:51
195 名前: two_yossy 投稿日: 2004/05/20(木) 02:04 [ rJjwsy.k ]

庵主
  寝かしてください(笑)。
  この箇所、読んでみました。難しいですね。
  まず「帰訴」ですが、史書ではこの箇所が最も古い用例のようですね。先例が
 ないので訳しにくい。「乞丐」もこれより古い用例を見かけません。ただ前後
 からのつながりから、「胤が為に帰訴し、余罪を乞丐す」と読めるようです。
 「余罪」は恐らく『史記』呉王�列伝の「死して余罪有り」に由来し、短縮した
 ものです。「乞」も「丐」も「請い求める」。『通鑑』晋紀一に「節度の咎、
 亮に由れば出でて其の死を乞丐す」と。「帰訴」は『後漢書』襄楷伝に
 「帰訴する所無し」、『宋書』竟陵王誕伝に「冒死帰訴」、『左伝正義』
 荘元伝疏に「襄公に帰訴す」とあります。『康煕字典』によれば、「帰」は
 「入る」「投ず」「委ぬ」の意があり、『漢書』の「�錯 恐れて自ら景帝
 に帰す」を引き、顔注に「天子に自首す」と。
  したがって、「胤のために訴えをお聞き入れになり」の意になります。
  後段は反語でしょう。「死して余りある罪を請い求めたい」というのは、
 「死して余りある罪をお許しいただきたい」と解するべきだと思います。
  あるいはなにかの古典を引いた常套句かと疑ったのですが、寡聞にして
 分明しませんでした。
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