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翻訳・校訂
172  IMAGINE  2004/07/28(Wed) 10:34
172 名前: two_yossy 投稿日: 2004/05/01(土) 01:26 [ rJjwsy.k ]

むじん院主
  そうですな、それ以外に考えられない。考えられないけど、
 意味が分からない。強いて訳せば、
  「孫権 毎に周瑜に衣を賜ひ、寒暑も皆な白領なれば、諸将 皆及ばず」と。
  君主が臣下に着物を賜うことは日本でもよくあり、これは「光栄なこと」
 と見なされていました。「白領」の用例は『宋書』に少しあるくらいで、
 舞人の衣装を言うことが多いのですが、礼志五に「施毛狐白領(中略)は、
 皆な禁物と為す」とあり、狐の腹の毛皮がついた、白い襟はご禁制だった
 ようです。
  そういうりっぱな着物をもらうことは光栄なことで、これを暑いときも
 寒いときも着ていたとして、ではなぜ「諸将 皆な及ばず」なのか。
  周瑜の殊遇に及ばなかったのか、「白領」が及ばない=もらえなかった
 のか。このへん輿服礼制に詳しくないと分かりませんね。それと三国呉の
 風習も。『三国会要』なんかと載ってるといいのですが。ううむ...
  「孫権 周瑜に衣を賜ふ毎に、寒暑も皆な白領もてし、諸将 皆な及ばず」
 かなあ。
  こうなると、諸将にも衣が賜られることがあっても、周瑜に賜うときだけ
 つねに「白領」で作られたものだったので、諸将はそれを目にするたびに、
 「いつも公瑾のヤツだけ! クーッ!!」と思ったの意に解せますが。
  ところで、この杭先生の文、なにかの引用なんですか。それとも補注の
 地の文? にしたら何を根拠に(~.~)>
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